当ブログが最近取り組んできた「おしゃれな大容量フレームバッグの自作プロジェクト」の進捗です。第3弾の今回はバッグ底面にプラスチックの底板を貼り付けと、ベルトの縫い付けを行いました。
作成手順を作業風景の写真とともに振り返ります。
はじめに
みなさまおはようございます。
この記事は、当ブログが現在着手している「CANYON GRAIL用、おしゃれな大容量フレームバッグ自作プロジェクト」の第3回目の進捗報告です。
バックナンバーは以下のリンクからお読みください。
はたして今回は完成にどれだけ近づいたのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
前回までの進捗
これまでに、どの作業まで終わっていたかを確認いたします。
前回は、この側面の布地にファスナー&カーテンを取り付け、左右1セットを完成させたところで終わっていました。
今回はこの側面の布地から一旦離れて、この左右の側面をつなぎ合わせる底布をつくっていこうと思います。
底布の一部を縫い付ける
手前の横長のものが底布、奥が側面の本体です。お互いのぬいしろを重ねて縫い合わせます。
全て縫い合わせてしまうとそのあとの作業がしづらくなるので、ほんの一部だけをミシン縫いでくっつけます。
おもて面から見るとこのようになっています。
完成イメージが見えてきました。
バッグ側ベルトを縫い付ける
フレーム固定用のバッグ側のベルトを底布に縫い付けていきます。
このバッグ側のベルトとは、TOPEAKのミッドローダーではこちらの部分のことです。
バッグ側に固定されたベルトと、それにクロスさせて通すフレーム側のマジックテープベルトの2種類のベルトを使うことで、このフレームバッグをGRAILに固定することになります。
今回作るのは、このバッグ側のベルトです。
以前紹介したこちらのベルト素材を適当な長さにカットします。
そしてこのベルトを底布にミシン縫いで固定します。
もう片側もミシンで縫って、とりあえずベルトの固定は完了です。
プラ底板を固定するポケットをつくる
さてお次は、フレームバッグの底面にプラスチックの板を埋め込むことによって
・型崩れ防止
・底面の補強
・防水性アップ
を狙っていきます。
ここで、100円ショップ(Seria)で購入したマルチマットの出番です。
このマットはウレタン製となっており、玄関マットやバスマットとして使うことを想定している商品のようです。
フレームバッグ本体の合皮と、ほぼ同じだけの厚みがあります。
このマットを「プラ底板を差し込むポケット」に改造していきます!
これが買ったまま元々のサイズのプラ底板です。こちらもSeriaで100円でした。
まずは、プラ底板を底布の幅に収まるようカットします。
切り離したプラ板を底布の上に置いてサイズ感を確かめます。
底布の横幅とギリギリになってしまうと、端のぬいしろを折り曲げにくくなってしまうので、最大幅からマイナス3mmほどの底板幅に設定します。
カットして横幅を調節したプラ板を、底布の上に乗せてみました。
このくらいの横幅で良さそうです。
幅が決まったら、プラ板の先端を丸くカットします。
左がもともとの直角の切り口、右がカット後の丸い切断面です。
尖った部分が残ったままだと布に穴が空く原因になってしまうので、四隅を全て丸くします。
そして先ほどのマットをカットし、プラ板の左右を抑えます。
重なっている箇所を拡大してみます。
この状態でマットを底布にミシン縫いすることで、プラ板を差し込むためのポケットをつくることができます。
こちらが完成したポケットです。プラ板が差し込めるように、やや弓なりになるよう中央を弛ませて縫い付けました。
左右に2つポケットを作り、プラ板を差し込んでみます。
うまくいきました。
ところでなぜプラ板全体をマットで覆い隠さず、このように左右の一部だけを固定したのかと言いますと、完成前後問わずいつでもプラ板を抜き差しできるようにするためです。
これからフレームバッグを立体的に裁縫していくことになりますが、その作業中にプラ板がすでに埋め込まれているとミシン縫いが非常にやりづらくなります。
ですので、裁縫が完了してフレームバッグが完成してから最後にバッグの内側にプラ板を差し込んで固定することができるように、このようにポケット差し込み式のプラ板固定方法となりました。
また、ポケットに使用したマットの色にもこだわりがあります。
普通ならバッグ本体の合皮と同じ茶色、または黒色のマットを選ぶところですが、水色という悪目立ちする色をわざと選びました。
これは、バッグの内部を明るい色にすることで、バッグから荷物を取り出すときに対象を見つけやすくするという意図があります。
例えば、チューブを取り出したいときにバッグの内部が茶色だと、一見してどこにチューブがあるのかがわかりにくいです。
対してバッグの内部が水色であれば、黒色であるチューブは目立つので、より見つけやすくなります。
せっかくフレームバッグを一から自作するので、このように市販のバッグにはない自分に最適化した機能を適所に盛り込んでいきたいと思います!
プラ板用ポケットを量産する
次は、先ほど作成したマット製ポケットを底板の各部に取り付けていきます。
上の写真で赤マーカーを引いた6箇所をプラ底板で補強する予定なので、それぞれの両端にポケットを縫い付けます。
どんどんポケット&プラ板を増やしていきます。
フレームバッグのカーブに合わせてプラ板を用意します。
今回の作業の一番最初に底板と側面布地の一部分を固定したのは、このようにバッグのカーブ面が底布のどのあたりにくるのかを確かめながらポケットを縫い付けるためでもありました。
カーブの長さに合わせてプラ底板をカットし、それに対応するポケットを増やしていきます。
これで赤マーカーを引いた6つの箇所すべてにプラ板仕込みが完成しました!
そして、ここまでのでおよそ2時間経過いたしましたので、今回の作業はここまでとなります。
おわりに
さて、ようやくフレームバッグとしての形が見えてきました。
あと残っている作業は、
・バッグ内部側面に水色マットを貼る
・フレーム側のマジックテープベルトを作成
・底布と側面布地を全て縫い合わせる
の3つだけとなりました。
おそらく次回の記事でひとまず完成させることができそうです!
読者の皆さまには長らくお待ちいただいて恐縮ですが、もうあと1記事、ぜひお付き合いください。
このバッグが完成しましたら、早速どこかに出かけようと思っておりますので今からとても楽しみです。
それでは当ブログに興味をもち、記事をここまで読んでくださった全ての皆さんに、
ありがとうございます!またお会いしましょう!
(追記:2019/04/28)
この記事の続きです。
(追記ここまで)