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防水エアロシューズカバーで冬の寒さを乗り切れ!?スリムでお洒落なvelotoze

エアロ 防水 防寒 シューズカバー

Velotoze(ヴェロトーゼ)の防水エアロシューズカバーを購入し、その防寒性能や使い勝手についてレビューしています。秋から冬、厳寒期にかけてのロングライドやポタリングに最適なシューズカバー選びについて考えます。

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寒い時期のライドにはシューズカバー!

皆さまおはようございます。WithGrailへようこそ。

11月も半ば、最近は急に冷えるようになってきましたね。朝方や夕方のライドは特に冷え込むので、ウェアなど適切な装備を整えておきたいものです。

この記事は、そんな秋〜冬のサイクリングにぴったりなシューズカバーのインプレッションをまとめたものになります。

このシューズカバーは前回のボトルと同様に、「この秋、つい衝動買いしてしまった商品シリーズ」の1つです。

あと10記事はストックあるかな?というくらいまだまだたくさん散財しています。追々更新していく予定です。

 

それでは早速、本題に入っていきましょう。

 

防水・エアロ・安い、ヴェロトーゼのシューズカバー

今回購入したシューズカバーはこちら。Velotoze (ヴェロトーゼ)というブランドの「トール・シューズカバー」です。

ヴェロトーゼ シューズカバー

このブランドはカリフォルニア州ソノマ郡うまれ。アメリカらしい質実剛健さが伺えます。

購入先はAmazonです。元値 ¥3025から値引きされて、購入時はおおよそ¥2500でした。

フィジークの似たようなシューズカバーが¥6000ほどなので、このヴェロトーゼはかなり格安な商品ですね。

サイズはS・M・Lを選ぶことができます。私はLを購入しました。(参考までに、私の普段履きスニーカーのサイズは26.5です。)

ヴェロトーゼ ペア

実物はかなり薄く、ペラペラな印象を受けました。

とはいえ中華製のよくあるゴム製シューズカバーとは違い、伸縮性のあるラテックス素材になっています。(ゴム製のものはシューズの突起に引っかかると即、破れます)

ヴェロトーゼ 素材

内側もスベスベしています。ブラックカラーを購入したせいか、なんだかタイヤのチューブを触っているかのようです。

ちなみにこのヴェロトーゼは蛍光イエロー、オレンジブルーなど、たくさんのカラーバリエーションがあります。各カラーの写真は楽天の商品リンク先でチェックできます。

厳寒期のシューズカバーにはまだ早い、11月のライド事情

気温が10℃を下回ってくると、つま先がジワジワと凍っていくような感覚が襲ってきます。冬のサイクリストあるあるです。

体幹はポカポカ。しかし指先・つま先・耳などはそうもいきません。秋・冬のライドは末端の冷えとの戦いです。

私は去年の厳寒期(2月)に買ったBBBのヘビーデューティというネオプレン製のシューズカバーを今まで使ってきました。

厳寒期用というだけあって、-5℃でもつま先を保護してくれました。非常に頼もしいシューズカバーです。

BBB ヘビーデューティ 宗谷岬

しかし不満もありました。布地が3mmの厚手なので仕方のないことですが、ゴワゴワしていて、なんだかペダリングの感覚が違う漕ぎにくいと感じていました。

ネオプレン シューズカバー

とにかく暖かい!・・・のですが、それだけ走りはスポイルされてしまいます。足首までしっかりガードされるため、曲げ伸ばしに抵抗を感じます

また、単純に重量増を実感できるほどの重さがあります。

BBB 重量

BBBの冬用シューズカバーは片足 97gでした。エントリーシューズとハイエンドシューズの差くらいあります。

常に回転させ続ける部位なので、足まわりの重量増は思った以上に影響大です。100gも増えるとなんだか漕ぎづらい。

BBB シューズカバー 暖かい 冬

シューズに被せてみると長靴そっくりです。いかにも暖かそう。

BBB シューズカバーやはりこのBBBは10℃程度の秋に使うにはオーバースペックすぎます。

 

軽くてしなやか。秋のシューズカバーに迷ったらコレ!

そんなわけで、今回は5〜10℃を想定してヴェロトーゼを購入しました。BBBと比べると、布地の厚さは天と地の差です。

ヴェロトーゼ BBB 比較

97g→47gと、重量も半分以下になりました。両足で100g近い軽量化です。

ヴェロトーゼ 重量

ラテックス素材なのでもちろん水を通しません。防水です。雨の日に最適。

さらに、(私は単純に「寒さ対策」として購入しましたが)、ピタッと張り付く素材のおかげでエアロダイナミクスに期待できる商品でもあります。

軽量ですし、レースにも投入できるでしょう。実際に夏季の市民ロードレースでも着用しているかたを見たことがあります。

 

ヴェロトーゼ シューズカバーの装着方法

Giro empire knit

愛用しているシューズはジロのEmpire knitです。今となっては珍しい紐シューズで、デザインもとても気に入っています。

アッパーがニット素材なので夏は涼しいですが、冬はビュービュー風が入ってきて大変です。

ニット シューズ ロードバイク

秋冬用としてシューズそのものを買い足すのは最終手段にしたいところです。そこでヴェロトーゼの防風効果でニットの弱みを打ち消してやろうと目論見ます。

 

ヴェロトーゼのシューズカバーは、靴を履く前にあらかじめ足首に通しておく必要があります。

すでに靴を履いた状態で上から被せるのは無理でしょう。おそらく何処かビリっと破れます。

ヴェロトーゼ 装着1

そして靴を履いたら上から徐々に下ろしていき、つま先まで被せていきます。

私のシューズサイズは42(日本の26サイズ相当)と小さめですが、結構ピチピチになるので被せるのには手間取ります。

Lサイズのカバーですら大変なので、Mサイズを買うのはよっぽど靴サイズが小さいかたでないと厳しいと思います。

シューズカバーのサイズで迷った時は、とりあえず大きい方を買っておけば間違いありません。ヴェロトーゼではLサイズを買いましょう。

シューズカバー エアロ

こうして1分ほどで装着完了。スリムなシルエットがかっこいいですね。

ちなみに底面にはもともと穴が開けられています。私のビンディングはSPEEDPLAYですが、SPD-SLでも問題なく使用できます。

ヴェロトーゼ 底面 スピードプレイ

 

実際に使ってみた|エアロシューズカバーのレビュー

レビュー エアロシューズカバー

気温8℃、風速5m/sほどのコンディションで走ってみました。

期待していた防風・保温効果はバッチリでした。カバーなしだと15分ほどでつま先の感覚が失われてしまいましたが、カバー付きだと3時間ほどのライドが全く問題なしでした。

流石に「暖かい」と感じるほどではありませんでしたが、寒さのダメージをカットしてくれる程度には防寒性アリです。

エアロシューズカバー 防水

デザインも中々。悪目立ちしないようカラーはブラックを選んだので、遠くから見ただけではカバーに気づく人は少ないでしょう。いかにもエアロっぽいシェイプが刺さる人には刺さりそうな予感です。

ただ、(個人的には)エアロ効果についてはほとんどわからなかったです。

4,50km/hくらいスピードを出してダウンヒルすれば違いがわかるのかな?

というようなイメージです。少なくとも平地をゆるポタ・サイクリングする程度ではプラシーボ効果の領域です。

防水 シューズカバー 足首

シューズカバーにありがちな「足首のずり落ち」はありませんでした。これが非常に優秀です。

去年までの雨の日にはモンベルのレインシューズカバーも使っていましたが、雨の中漕ぎ続けていると足首から徐々に徐々にずり落ちていくのがとても気になっていました。

モンベル シューズカバー

(出典:https://webshop.montbell.jp/goods/disp_fo.php?product_id=1130349)

せっかく素材が防水でも、足首まわりのガードが緩くては意味がありません。浸水フリーになってしまいます。

ところがこのヴェロトーゼはピッタリと包んでくれているので、全くずり落ちてくる気配がありません。

かといってゴムに締め付けられるような圧迫感があるわけでなく、「まるでカバーをつけていない」かのようなストレスフリーさです。(Lサイズを購入したおかげだと思います。)

 

総評:買ってよかった!ヴェロトーゼ

これまでのシューズカバーは土踏まず部分と地面がどうしても接触してしまうため、自転車から降りて歩くと底面が擦れて、どんどんボロボロになっていくことが気になっていました。↓

BBB 底面

ところがこのヴェロトーゼは底面もシューズにピッタリくっついているため、歩行時にも"擦れ"る心配をしなくていいのが嬉しいです。

シューズカバー 耐久性

使っていて思ったのが、

グラベルライドにも使えるかも!

ということです。泥はねしてもシューズが汚れることなく、カバーだけ外して拭き取ればOKです。

グラベル シューズカバー

小枝に引っ掛けて破けたりしないかだけが心配ですが、防水性と保温効果は信頼に足る性能をしています。これは山地グラベルでも大いに活躍してくれるように思います。

 

ここがマイナスポイント、ヴェロトーゼ

デメリットを挙げるならば、それはどうしても「靴の中が蒸れるという点ですね。

 

通常、何もしていなくても足は常に発汗しています。そして汗は水蒸気になって靴から外気に放出されていきます。

しかしカバーはその蒸気を外へ出ていかないように遮断しているので、どうしてもカバーの内側は濡れますね。

一応、今回のテストライド中には「蒸れて不快」と感じることは一度もありませんでしたが、帰宅してからカバーを外した際に、

(カバーの内側が)思った以上に(自分の蒸発した汗で)濡れてるな・・・。

と思いました。

今回は気温が8℃と低かったために発汗量もかなり少なく丁度良かったです。しかしおそらく20℃を超えるような夏のシーズン中には「蒸れて使いものにならなくなる」可能性も無きにしも非ずだと思います。

 

他のデメリットは「耐久性」くらいのものでしょうか。他のかたのレビューを参考にする限りでは、「10回使うとボロボロになって捨てた」といったように、あくまで"数回の使い捨て"を前提とした製品であるようです。

とりあえず今の所は目立った劣化もなく新品同様の状態をキープしていますが、ふとした瞬間に破れるのかもしれません。そこはこれからの長期使用でレビューしていこうと思います。

 

さて、というわけで今回はVelotozeの防水・エアロシューズカバーのレビューを行いました。

総じてとても気に入ったので、今後もし破れて廃棄することになったとしてもまた新しく買い足そうと思います。たった2500円という安さがありがたいですね。

衣服との合わせやすさを考えてブラックカラーを購入しましたが、次回は車からの視認性を考えて蛍光オレンジピンクといったビビットカラーを選んでもいいかもしれませんね。

次回の記事もまた「衝動買いしてしまった商品シリーズ」の中から選んで書こうと思います。

上の方の写真でチラチラ見切れていたこの商品もいつかご紹介できればいいですが・・・。

SRAM RED eTap AXS powermeter

 

以上、WithGrailでした。記事をここまで読んでくださった全ての皆さんに、

良い一日を。またお会いしましょう!

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