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CANYON GRAILとはどんなグラベルロードなのか? & ブログ開設のお知らせ

CANYON GRAIL 二階建てハンドル

ようこそ "CANYON GRAIL 乗りのブログ" へ。

当ブログで取り上げる「CANYON GRAIL」とは一体どんな自転車なのかについて解説します。

ブログ開設について

このたびドイツの自転車メーカー「CANYON」より同社が販売しているグラベルロード「GRAIL」を購入しました。

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(出典 : グレイル | グラベルバイク | ロードバイク | キャニオン (JA))

 

このGRAILは、

・発売開始の2018/3からまだ1年も経っていない (2019/2/14 現在)

グラベルロードというマイナーなジャンルのバイク

CANYONという比較的変わったメーカー

GRAILというさらにユニークなバイク

 

ということもあって、日本国内のブログやSNSでは情報が得られにくい状況にあります。

 

このブログを開設したのは、未だ情報の少ないそんなCANYON GRAILを細かくインプレッションし、これからの購入を検討している人へ情報を残したいと考えたからです。

 

基本的に更新する内容は、GRAILの整備やカスタマイズに関わることになりそうです。

 

CANYON公式サイトで注文

 これに関してはGRAILだからといってCANYONの他のモデルとなんら変わりはありません。

CANYON公式サイトでモデル/サイズを選択注文クレジットカード情報登録をしたらあとは待つだけです。

 

詳細な方法については詳しく解説してくださっている他のブログを参考にしてください。

 

↓私が参考にさせていただいたブログ様

www.ryoyamano.com

 

ちなみに私の場合、

・2018/12/23 注文  (発送予定 : 2019/2/18~22)

・2019/2/12 発送 (ドイツ→中国→東京→自宅)

・2019/2/14 到着 (UPS→クロネコヤマト)

 

でした。注文が生産に追いつかず発注から3ヶ月先の発送となり大変待たされましたが、結果的に予定日より1週間早く発送してくれたのでとても嬉しかったです。

仕方のないことですが、欧州は日本とは事情が異なり納期も適当なので、しょっちゅう発送予定日が遅れるとの話を聞いていました。

しかしあっさりと発送の報を受け、4月初旬頃までずれ込むことすら覚悟していた私はすっかり拍子抜けを食らいました。

 

(2019/2/14 現在、私のモデルの現時点発注分の発送予定が 2019/6/10~15となっているため、4ヶ月待ちにさらに伸びていることになりますね。やはり生産が間に合っていないようです。)

 

GRAILのモデルに関して

 

今回私が注文したのは「CF SL 7.0」というモデルの Sサイズ、色はCARBON COPPER (bn-bk)です。年式は2019年です。

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コンポーネントはSHIMANO 105 R7000系で、カーボンフレームのGRAILの中ではもっとも低いグレードにあたります。

 

スタンダードなGRAIL。CF -  SLとSLX

 

ちなみにこの上のグレードには主に、

・CF SL 8.0 (ULTEGRA RX or ULTEGRA RX Di2 or SRAM FORCE)

・CF SLX 8.0 (ULTEGRA RX Di2 or SRAM FORCE)

が存在します。

 

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SL 8.0 はSL 7.0と同じフレームですが、コンポーネントに105より一つハイグレードなアルテグラがアッセンブルされています。(正確にはアルテグラRXというオフロード用のものです。)

SLX 8.0は同様にコンポがアルテグラになり、加えてフレームがより高価で軽量なものに変わります。フレーム重量が1040g (SL)と比べて、865g (SLX)約200g軽くなっています。

 

今流行りのフロントシングル・CF SL(X) 8.0 SL 

 

また、両者ともコンポにSRAM FORCE採用のフロントシングル版が存在します。この場合型番が ・CL SL(X) 8.0 SL となります。Singleの略でしょうか 

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SHIMANOのフロントダブルと比較して、SRAMのフロントシングルは完成車重量をかなり軽量にすることができます。

特に最上位の CF SLX 8.0 SL はなんと驚きの 完成車重量 7.8 kg

とてもグラベルロードとは思えません。

(エアロ形状のグラベルロードとはいえ、55万円する 3T EXPLORO のジャパンリミテッド1x11完成車が 9.0 kgですからね・・・。ピナレロの新作であるGREVILもおそらくその程度になると予想されます。)

 

前後 920 gの激重グラベルタイヤを装着してコレですから、決戦用のクリンチャーかチューブラーに履き替えれば 7 kg前半も余裕で狙えます。これ本当にグラベルロード?

 

悪路に耐えうる堅牢なカーボン積層でかつ、ロードレースはおろかヒルクライムにまで投入できるCF 8.0 SLXはもう夢のようなバイクで間違い無いですね。

 

AL という選択肢

 

2019年から、「GRAIL AL」というアルミフレームモデルが登場しました。こちらは特徴的なハンドルを廃してより安価で一般的なグラベルロードになっています。

名前のALというのはおそらくAluminium  の略でしょう。カーボンフレームがCFなので。

 

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最安で13万円とかなりお手頃ですね。

6.0と7.0は同一のフレームで、主にコンポが105か1つ下のTiagraかの違いのようです。どちらも油圧ディスクブレーキ搭載で嬉しいですね。

こうやって調べるまで、てっきりAL 6.0も機械式ディスクブレーキだと思っていました。

(Tiagraには油圧のブレーキレバーが無いと思い込んでいたので。ST-RS405という油圧モデルがTiagraグループに追加されていたことに今更気づきました。)

 

なぜCF SL 7.0を選んだのかについて 

 

なぜ CF SL 7.0なのか? -SLXとの比較

 ・まずSLXとの比較ですが、

SLXが高価すぎて買えない

これだけが理由です。フレームが200g軽くなっただけで約10万円アップは・・・しんどいですね。もちろんロードバイクでは軽さ=正義なので財力があればぜひSLXを購入したいですね。フレーム以外でも、ホイールやコンポなどパーツアッセンブルはかなり高水準なので満足度はかなり高いでしょう。

 

なぜ CF SL 7.0なのか? -SL 8.0との比較 

 

・次にSL 8.0との比較です。

SL 7.0との違いは

・シートポストが二股式である

・コンポがアルテグラである

・ホイールが0.5グレード高い

の3点です。

 

・8.0はシートポストが二股式である

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8.0以上のシートポストは「S15 VCLS 2.0 CF」という上の写真のように縦に2分割された形状をしています。

いわゆるサスペンションシートポストは上下に動くことで振動を吸収する仕組みになっていますが、この二股シートポストは形状から察することができるように、前後にしなって振動を吸収する仕組みになっています。

前後にしなることのメリットとして、サドルの高さが変化しないという点が挙げられます。高さが変わらないので常に安定したペダリングをすることができます。

確かに、ダートなどの非舗装路のみを走る場合の快適性は上下に動くサスペンションに軍配が上がりますが、一方ダートに向かうまでの舗装路区間(車道)を走るときはサスペンションによるペダリングロスが体力の消費に繋がります。

 

このGRAILの二股シートポストはダートでの快適性をうまく向上させつつ、舗装路区間を今まで通り快適に走るための最適な知恵と言えるでしょう。

 

さてここまで書くとなぜ折角のこの素晴らしいシートポストが付属しないCF 7.0を選んでしまったのかという疑問が湧くと思いますが、それはまたしても

値段

だけが理由です。

 

本当はこのシートポストが欲しい・・・のですが、「105がアルテグラになった + このシートポストがつく」 というだけで5万円増はあまり魅力的に映りませんでした。

 

・8.0はコンポがアルテグラである

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(出典: Head to head: Shimano 105 R7000/R7020 v Shimano Ultegra R8000/R8020 | road.cc)
 

CF 7.0にアッセンブルされているR7000系 105というコンポは、2018年度に発売されたばかりの新しいモデルで、その機能はさらに1年前に発売されたR8000系 アルテグラをほぼ踏襲して作られています。

GCNの比較動画などがYoutubeに投稿されており、それらを参考にする限り、この2つのコンポの性能差はほとんど気にしなくてよいレベルだと判断しました。R7000系は後発として技術が成熟しているぶん、上位モデルの模倣としてかなり完璧なつくりになっている印象ですね。

 

実際、R7000系105はスペック上で旧式のアルテグラ(R6800)と同等かすでに上回っている箇所も多く、2年前のアルテグラ完成車よりも高い質のものが105相当の価格で購入できていることになります。技術の進歩にはいつも驚かされます。

 

・8.0は、ホイールが0.5グレード高い

 

ホイールの話に移ります。ホイールには両モデルとも「DT SWISS」社のアドベンチャー系モデル(Cross road)のエントリーグレードがアッセンブルされています。

・CF 7.0には C1850 SPRINE

・CF 8.0には C1800 SPRINE

です。

DT SWISSのホイールは数字が小さいほど高価で軽量なモデルを意味します。

通常「1100→1400→1600→1800」の4モデルに分かれており、その数字は前後ホイールセットのだいたいの重量を表しています。

 

ここで気付く人も多いと思いますが、DT SWISSのカタログにはC1850というモデルがありません。ではCF 7.0についてくるホイールは一体何者なのかと言いますと、

完成車向けに作られたC1800の廉価版

です。

 

ロードバイクのホイール業界ではよくあることですが、バラ売りのホイールと比較すると少しグレードを落としたモデルを完成車向けとして生産することがあります。このDT SWISSではこのような廉価版には〜50番という名前がつきます

 

この廉価版は一体どこの質を落としているかという話ですが、これは情報が無いのでよくわかりません。自転車屋さんにカタログを見せてもらえばわかるそうです。

 

話に聞くところには、リムそのものの重量だったり、スポークの形状だったり、ハブのグレードだったりするそうです。

有名な話では、1600系以上のハブのラチェットにはスターラチェット機構というフリーボディとホイール間の駆動効率を向上させる独自機構が使われていますが、その完成車モデルである1650にはスターラチェットが採用されておらず、通常のホイール同様に3本爪型のラチェット(停止時から120度フリーボディーが空転してからホイールにトルクがかかる)式のハブが使われいる、とのことです。

 

ここでC1800とC1850の比較に話を戻します。確かにスターラチェット式が3本爪式になっていたら残念ですが、そもそも C1800はもとから3本爪式なので関係ありません。

写真を見たところスポークの形状を含めたホイールの外形は全く同じです。

と、なればおそらく異なるのはリムの重量でしょう。それもおそらく50〜100gの差にすぎないと予想されるので、私は全く気にしません。そもそも軽さを重視するタイプの自転車では無いですからね。

 

長くなりましたが、以上がCF 8.0ではなくCF 7.0を選んだ理由です。

 

なぜ CF SL 7.0なのか? -AL 7.0との比較 

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AL 7.0にしなかった理由、それは

フレームが重い、ハンドルが普通すぎる

これに尽きます。

 

重量は完成車で 9.4 kg (AL) と 8.8 kg (CF) の差があります。私はそもそも9.6 kgのアルミグラベルロードを所有しているので、ALを買い足すメリットはあまりなさそうです。

 

続いてハンドル形状ですが、ALには一般的なノーマルハンドルがついてきます。

検索からこのニッチなブログに行き着いた方々には今更説明するまでもないと思いますが、CANYON GRAIL の大きな特徴は「ホバーバー」です。 

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私も当然この2階建てハンドルに惚れ込んでGRAILを選んだ節があるので、ノーマルハンドルのALは考慮の余地もありませんでした。

 

とはいえ、ALにはALのよさもしっかりあります。

ALにはダウンチューブ裏にもう一つボトルケージ用のネジ穴がついており、ドリンクボトルやツールボトルなどを拡張できます。

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また、ALのシートステイとフロントフォークの内側にはフェンダー(泥除け)用のダボ穴が空いているので、フェンダーを装着することで雨天や泥はねのひどい路面でもある程度安心して走ることができます。通勤・通学用途としてはかなりプラスポイントだと思います。

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 私に関していえば、すでに所有しているアルミのグラベルロードにフェンダーをつけて運用しているので、これもALと役割が被ってしまっていますね。

 

以上がALではなくCFを選んだ理由です。

 

結論

私の使用用途と予算にもっともマッチしたGRAILはCF SL 7.0でした。

フレームの色も大変好みなので、今から到着が楽しみです。

 

これからの更新について

おそらく本日GRAILが我が家に届くので、その開封と組み立ての記事を書こうと思っています。

www.grail-blog.com

 

その後、フレームのマット塗装を保護するためにフレームのコート掛けを行います。
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また、完成車状態のGRAILには個人的に不満なパーツがアッセンブルされている部分がいくらかあるので、そこの付け替えも行います。

主にタイヤ、バーテープ、サドルを交換予定です。特にバーテープ交換はこのハンドルで張り替えた先駆者の情報が一切ないので、手探りでやっていきます。

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また、タイヤはより細い30cのチューブレスレディタイヤに交換します。チューブレス化は初経験なので、少し心配です。

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続いて、これからの運用に必要な機材をプラスしていきます。

主にサイコンとパワーメーター、ボトルケージ、ライト、ペダル(スピードプレイ)をそれぞれ解説を交えながら装着していきます。

ステム一体型、かつエアロ形状かつホバーバーという特殊すぎるGRAILのハンドルに、いったいどのようにしてサイコンやライトを装着していくのかというお話になります。

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あとはバイクパッキングの装着ですね。

大型サドルバッグの横揺れを抑えるシートバッグスタビライザーというものを導入するのでその使用感についてもインプレしていこうと思います。

 

現在考えているのはここまでです。

その後は実際の走行インプレを増やしていくつもりです。

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それではGRAILに興味をもち、ブログを見てくださった全ての皆さんに、

ありがとうございます!またお会いしましょう!

 

(おすすめ記事)
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(追記:2019/05/18)

記事のリンク先を更新いたしました。

(追記ここまで)