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チューブレスレディタイヤの選び方! & WTB exposure 30 とは? 前編 【アメサイド・サイドスキン】

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GRAILのタイヤをWTB exposure 30 という日本未発売のチューブレスレディタイヤに交換しました。TLRタイヤ交換に必要なものの紹介と、多くの人がつまずくビード上げの方法について解説します。前編です。

 

はじめに

 

みなさんおはようございます。

 

今回はGRAILのタイヤ交換についてのお話です。

 

2019年、ロードバイク界隈で最もホットなトレンドの一つであるタイヤのチューブレス化について、気になっている方も多いのではないでしょうか。

 

ここでは私の選んだタイヤの特徴や、そのチューブレスレディタイヤの取り付け方法について解説していきます。

 

GRAILの完成車付属タイヤ

 

GRAILの完成車には、ドイツのSCHWALBE 社の G-ONE BITE というタイヤがアッセンブルされています。

 

このタイヤがどんなタイヤで、シュワルベの他のグラベル系タイヤとどんな違いがあるのかということは、

 

以前の記事↓

www.grail-blog.com

でご紹介いたしました。気になる方はこの記事と合わせてお読みになって下さい。

 

今回は改めてタイヤをよく観察してみます。

 

横から。

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しっかりとしたグラベル用のブロックが入っています。

 

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個人的にかなり面白いと思うのが、このROTATIONの表記です。

 

フロントタイヤとして使う場合と、リアタイヤとして使う場合で向きを反対にするよう指示が書いてあります。

 

見たところトレッドパターンに前後の向きは無いように思えますが・・・?

 

しかしMAVICのホイールに付属しているUST規格のチューブレスタイヤも、この前後で同じタイヤなのに向きを逆にしなければいけない指示が書いてあるそうなので、

メーカーとしてはなんらかの意図があるのでしょう。

 

私にはよくわからなかったので、もし知っていらっしゃる方はコメントに残してくださると幸いです。

 

タイヤを外してみます。

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完成車のリムテープは、すでにチューブレスレディホイール用のテープを貼ってくれていました。これは嬉しい。

 

DT SWISSの純正 TUBELESS READY テープですね。

スポークのニップル穴を完全に隠してチューブレスの気密性を確保してくれます。

 

完成車では、チューブド(クリンチャー)の状態で送られてきます。

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付属チューブはシュワルベの Extralight チューブNo.18でした。

 

調べてはいませんが、確かこの型番のチューブは日本未発売だったような気がします。

(超軽量チューブ かつ 700x40c用のチューブなんて日本では需要ゼロでしょうし・・・。)

 

 

さてここで気になった方も多いと思いますが、

GRAILの完成車にはチューブレスバルブが付属しません。

 

 

 

な、なんてこった・・・。

 

「チューブレスレディ対応のホイール!」なんて紹介しておきながらバルブは入っていないのかよ!と叫びたくなりますが、まあ仕方が無いですね。

 

話に聞くところ、CANYONでは、DT SWISSなどのチューブレスホイールがついた完成車にはバルブが付属せず、唯一 MAVICのUSTホイールの場合のみバルブが付属してくるそうです。

 

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そもそもMAVICはホイール単品購入でもタイヤが付属してくるような変わったメーカーなのでバルブがついてくるのも納得できますが、

他のメーカーなら付属しないのが普通、ということなのでしょう。

 

チューブレスレディタイヤを選ぶ理由

 

さて、私は初めてチューブレス(レディ)タイヤ  (以下、TL(TLR)タイヤ)に挑戦します。

今まではクリンチャーオンリーでした。

 

今回TLにしてみた理由は、

 

・TLの方が乗り心地がいいらしい

耐パンク性能がいいらしい

転がり抵抗が少ないらしい

・何より新規格で、今がホットなトレンド 

(新しい規格に目がないので・・・)

 

の4つです。なにやらいいことづくしのように見えますが、

もちろんデメリットも調べており、

 

パンクしたときの対処が面倒

タイヤがはめづらいらしい

・なにやらビード上げという作業が非常に難しいらしい!

 

ということも押さえていましたが、

やはり新しいことにチャレンジしてみたい一心で、今回はTLRを選ぶことにいたしました。

 

この記事では以上のメリット・デメリットに関して、実際はどうだったかについても解説していきます。

 

どのチューブレスレディタイヤを選ぶ?

 

さて、今回GRAILのためのTLRタイヤを選んでいきます。

 

私が提示する条件は以下の3つです。

 

①700x 28 C よりも太いタイヤであること

 

我が家のGRAIL CF 7.0の完成車についてきたホイールはDT SWISSC1850 SPRINEですが、

このホイールのリム内幅22mmです。

 

これはロードバイク業界ではいわゆるワイドリムに相当する幅で、太いタイヤを履くことを前提としています。

このリムに普通のロード同様23c25cのタイヤを履かせると、タイヤの歪みを発生させる恐れや、走行中に外れる危険性も十分考えられます。

 

ですので、安心のために最悪でも28cより太いタイヤであることが望ましいと考えています。

(これは公式見解ではないので個々人の裁量でお決めください)

 

②スリックもしくはセミスリックタイヤであること

 

GRAILのようなグラベルロードを買っておいてなぜスリックタイヤなんだ!

と怒られてしまいそうですが、

 

これにも理由があります。

 

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その理由とは、

「グラベル走りたくなったときは、(完成車付属の)G-ONE BITEを履けばいいじゃん」

という考えです。

 

以前の記事でも紹介したように、G-ONE BITEグラベルロードにとって素晴らしい性能をしたタイヤなので、捨てずに今後も要所要所で使っていくことができます。

チューブレスレディ化にも対応していますし。

 

そして舗装路をメインにロングライドやツーリング、ブルベ等をする場合、G-ONE BITEのようなブロックタイヤは本来のメリットを発揮できないので、他の太いスリックタイヤに交換して走った方が効率的です。

 

日本国内なら舗装がしっかりしているので、どこを走るにせよとりあえずスリックを履いておいて問題ありません。

 

③サイドの色がアメ色 (サイドスキンタイヤ)であること

 

これは完全に私の趣味です。

 

これも同じ以前の記事

【CANYON GRAIL】あまり語られない「ハンドル以外のお話」 - CANYON GRAIL乗りのブログ

 

で語ったように、我が家のGRAIL(カラー:ブラウン銅)のフレームにはサイドスキンのタイヤが一番似合うはず!という好みのお話です。

 

条件を満たすTLRタイヤ

 

ではこれらの条件を満たすTLRタイヤを探してみましょう!

 

 

 

・・・となりましたが、ここで問題発生です。

条件を満たすタイヤが(売って)ない

 

なんと、日本の各タイヤメーカーの代理店のHPをくまなく探してみましたが、条件を満たすタイヤは見つかりませんでした。

 

なぜかというと、

・そもそもTLRタイヤが真新しい規格すぎて各メーカーの商品開発が終わっていない

・TLRタイヤを出しているメーカーでも、まずはロードレース用のタイヤから開発するので、28 C以上のアドベンチャー向けタイヤはまだ販売されていない

サイドスキンカラー自体が珍しい

 

という、もうどうしようもない理由でした。

 

 

 

しかし諦めきれずに色々探し続けたところ、最終的にこの2種類のタイヤに行き着きました。

 

①SimWorks x Panaracer VOLUMMY 

 

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 こだわり系パーツメーカーのSimWorksがパナレーサーとコラボして作ったボリューミーというアドベンチャータイヤです。

 

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出典:【新製品】SW x Panaracer VOLUMMY Tires Released !! | SimWorks

 

トレッド面はパナレーサーのGRAVEL KINGと同じものを使っているように見えます。 グラベル向けスリックです。

 

太さは700x34 c、色もサイドスキンとまさに完璧!なタイヤですが、

残念ながらこのタイヤは在庫欠品中が続いております。

 

そもそも一部のマニア向けの製品で大量生産していないため、在庫の回復が一体何ヶ月先になるか検討もつきません。よって今回はパスです。

 

②WTB exposure 30

 

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WTBの人気はここ数年で一気に高まってきました。

 

昔はあまりパッとした印象のないタイヤメーカーでしたが、ここ最近のグラベル・アドベンチャーのトレンドに乗るのがうまく、

他社が手をこまねいているうちに多種多様なグラベル系タイヤを開発して、現在はトレンドの最先端にずっと立ち続けている、そんなメーカーです。

 

そしてこのexposureというタイヤには

30 C・32 C・34 C

3種類の太さがあります。

 

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(左から30→32→34 C)

 

そして30Cから34Cになるにかけて、このタイヤは

ただ幅だけが太くなるのではなくサイドにグラベル用のトレッドが追加されていく

という変わった特徴を持っています。

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私が欲しいのはスリックタイヤなので、30 Cのexposureがベストなのですが・・・

 

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現在日本では34 Cしか販売されておりません

 

しかし本場アメリカでは3種類が手に入る模様。

私には34 Cのデコボコは要りません。30 Cのスリックなタイヤが欲しい・・・。

 

と色々調べてみると、CRCにてこのexposure 30が在庫ありで売っているのを発見しました!

 

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出典:WTB Exposure TCS Road Tyre - Tan Sidewall | Chain Reaction Cycles

 

CRCとは自転車がメインの海外通販サイトのことです。現在は同じく海外通販サイトのWiggleと同じ資本の会社が運営しています。

 

1本7500円、前後2本で15000円というなかなかなお値段と海外通販というハードルもありますが、

 

もうこのタイヤ以外の選択肢はない!と思い、購入することにしました。

 

最新情報

(この記事を書いている2019/3/4現在、これらの条件を満たした

PanaracerGRAVEL KING TUBELESS COMPATIBLE

(サイド色:茶) というタイヤが日本で普通に手に入るようになりました。

 

タイヤ幅は700x32 c のみで、1本約5000円です。 

 

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しかし私がタイヤ選びをしていた2018年11月時点ではグラベルキングのサイドスキンカラーにチューブレスレディ対応モデルはありませんでした。

このサイドスキンカラーのTLR対応グラベルキングは、ほんのつい最近公式HPで公開されたばかりです。

 

以前のTLR対応のグラベルキング(700x38 C)はサイドが黒色のみで、購入を見送った記憶があります。

またグラベルキングSKというブロックタイヤにはサイドスキンカラーがありましたが、G-ONE BITEと役割が被っていました。

 

現在ならこのタイヤも購入候補に入ることでしょう。)

 

追記:誤解を招きやすい文章を修正いたしました。(2019/3/5)

    追記ここまで

 

 WTB exposure 30を海外通販で購入

 

というわけで、私は今回CRCを使ってexposure 30を購入することにしました。

 

(今回の記事ではCRCで購入する際の方法については本題ではないのでカットします。もし気になる方がいらっしゃればコメントを残してくだされば別途記事を書きます。)

 

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注文から2週間弱で到着しました。

 

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思ったよりサイドもトレッド面も薄いです。

 

exposure 32 Cや34 Cがそれぞれグラベル系だったので、この30 Cもそこそこ分厚いグラベル系タイヤなのだろうと思っていましたが、結構ロードレース用に近い印象を受けます。

 

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裏面。

ザラザラしています。アメ色が綺麗です。

 

GRAILに取り付ける前に、チューブドの状態で他の自転車(DIVERGE)で試し履きしてみます。

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思った以上にかっこいいです。

 

そして、届くまで知らなかったのですが、コンパウンドが超もちもち系でした。

 

フローリングの上を転がすとキュッキュとゴムの擦れる音がするほどです。

 

いざ!チューブレス化!

 

さあお待たせしましたチューブレス化・・・としたいのですが、

 

この記事の文字数が5000字を超え、しかもこのあとさらに5000字以上の内容が予想されるので、あまりに長くなり過ぎてしまいます。

 

そこで今回はここまでを前半とし、後半を次の記事として投稿させていただきます。

 

後半は

・シーラント、チューブレスバルブ、その他必要なものについてのお話

・チューブレスレディタイヤの取り付け 

(取り付けの失敗ケースと成功するコツ)

・実走インプレ

 

をメインにする予定です。

写真等もすでに撮ってあるので明日には投稿できると思います

 

おわりに

 

またしても中途半端なところで、というよりほとんどタイトル詐欺のようになってしまいました。すみません。

次回の記事の投稿を今しばらくお待ちください。

 

皆様のPV数はてなスターTwitterでのいいねやリプライに支えられ、当ブログは安定した軌道に乗り始めました。

ますます増えてきたPV数の期待に応えるためにも、より事細かな記事の作成に力を入れていきます。

今後ともご支援よろしくお願いいたします。

 

 

それではGRAILに興味をもち、ブログを見てくださった全ての皆さんに、

ありがとうございます!またお会いしましょう!

 

(追記:2019/3/8)

後編はこちらです。

www.grail-blog.com

(追記ここまで)