ついに到着したCANYON GRAIL。今回はドイツ本国から送られてきたバイクガード(ダンボール箱)からの開封を行います。
CANYONのロードバイクを開封していこう
みなさんおはようございます。
昨晩ついに我が家にもGRAILが到着いたしました。
すぐに組み立てを行い、その勢いのまま整備や拡張など色々やりたかったことを一気にやってしまいました。
その結果、現在ブログの記事のストックが4つか5つも溜まっています。とは言え1つの記事でまとめて一気にすっ飛ばす訳にもいかないので、一旦落ち着いて今回は開封から組み立てまでの内容で1本の記事にしていきます。
どデカい箱がやってきた: ドイツから個人輸入
バイクガードの大きさについて
ドン!とデカい箱がやってまいりました。
後輪がついたまま箱に入っているせいか、想像以上に横幅が広かったです。
通常の輪行袋の2倍程度、後輪をつけたままのタイプの輪行袋(オーストリッチの超速FIVEなど)の約1.5倍ほどのサイズ感です。
CANYONの配送業者について
国内の配送業者は予想通りクロネコヤマトでした。
到着日の15時ごろに電話がきまして、
ヤマト「〇〇さんですか?本日着払いの荷物がございまして、受け取りのご都合のよろしい時間を教えていただけますか?」
と配達前に連絡してくれました。着払いのお金を用意する意味でもこの連絡は嬉しいですね。
私はすでに一日中自宅に待機してGRAILの到着を今か今かと待っていたので、
そのまますぐに配達してくださって結構です!
とお伝えしました。ついでに着払いの料金を確認してお財布の用意をしておきました。
輸入消費税について
電話から1時間半後に到着。配達のかたに輸入消費税11900円を手渡しで支払い、無事にGRAILを受け取ることができました。
ところでこの輸入消費税はだいたい総額x0.6x(消費税)と聞いていたので、
私は今回、総額 272300円→輸入消費税 13000円くらい と予想していました。
どうも計算が合わないので調べてみたところ、課税対象額には送料や関税が考慮されない様子。
ただ、数百円単位までピッタリ知っておく必要はないでしょうし、あまり正確に計算できていなくとも大丈夫だと思います。「0.6掛け」 とだけ何となく覚えておけば準備の面で問題はないと思います。
いざ!開封!バイクガードを開けていこう
CANYON公式から 「GRAIL Unboxing」という動画がYoutubeに公開されており、「どの順番で箱から取り出して、どのように組み立てるのか」という手順が単純明快にわかるようになっています。
メーカー公式がこのような動画を投稿してくれるのはサポート体制としてとてもいいですね。メーカー直接販売オンリーのCANYONらしい心遣いです。
私もその動画を飽きるほど何度も視聴し、手順も完璧に暗記していたのですが・・・。
いざ届いて見るともう嬉しさで手順とかどうでもよくなって自分のやりたいように進めていってしまいました。
なので写真撮影を含めて開封と組み立てに1時間くらいかかってしまっています。
慣れている人が動画の通りに効率的に行えば、5〜10分程度で終わると思います。
箱の文字にCANYONの粋な心が映る
箱の正面には
「Made with passion. ──Made for you.」
箱のベロには
「Welcome to a community of passionate cyclists. 」
とあります。
いいですね・・・。
この箱が届いてから開封するまでの瞬間がカスタマーのもっともワクワクする瞬間だということをしっかりわかっていらっしゃいます。
こういった見過ごしがちな細かいところでお客を喜ばせる、そんなCANYONの粋な心遣いに感服です。
Let's get started ...
............. FOR YOU .
うおおおおお!!!!
もうキターーーーーーーー!という感じですね。
私は事前に他の方々のブログをなんども読んできているので、この標語が印刷されていることは事前に知っていました。
それでもコレは否応無しにテンションが上がりますね!
実際に自分の目の前にコレがくるともう所有欲と達成感でもう万歳三唱です。
・・・さて、もう満足してしまった感はありますが、開封はまだ始まってすらいないので、気合を入れ直してどんどん進めていきます。
内容物の確認|けっこうたくさんある付属品
さっきの箱の中身はこんな感じです。
私は他の人のブログでとうに見飽きていますが、キャニオンには通常、トルクレンチ、カーボングリス、反射板類、ベル、マニュアル、サコッシュ が入っています。
と思っていたら初めて見るものがちらほら。左と上はトルクレンチと反射板ですが・・・。
複雑な形をした白いプラスチックのパーツ x2は一体何なのでしょうか?
どなたかわかる方がいらっしゃったらコメントでご教授ください。
中央の銀色のバンドはハンドルにブレーキレバーを取り付ける台座(=STIクランプ)ですね。
しかし、確かGRAILのSTIクランプは、取り外しも交換も不可だったはず。
というのも、GRAILのハンドルはご存知のようにホバーバーとなっているため、STIクランプは構造上、ハンドルの内側から出ることができません。
工場の組み立て時(カーボンの積層時でしょうか?)に取り付けされるので、この台座が壊れたら実質ハンドル交換になってしまいます。
この件に関してCANYONの公式見解は、「 STIクランプが取り外しできる機構にすることも考えてはみたんだけれど、普通に考えてこのクランプが壊れることなんてないだろうから、このままで行くわ!」だそうです。 まぁその通りですね。
しかし、SHIMANOからSRAMのブレーキレバーに交換したくなったときなどはうまく対応できるのでしょうか?クランプに互換性があれば大丈夫なのでしょうけど・・・。
という懸念は残りますが、その予定も特にないのでとりあえずOKです。
※注 (追記: 2019/2/22)
ここで交換不可能なのはSTIクランプのみで、STIレバー自体は問題なく交換することができます。
「STIが交換不可能」のようにも受け取れてしまう表現だったので、記事内容を修正いたしました。
(追記ここまで)
このパーツについての解決編はこちらの記事に。
話を戻して、他のパーツは
・コラムのスペーサー
・シートポスト固定用のイモネジ
・スルーアクスル
ですね。
コラムのスペーサーは通常真円をしているので、今回一瞬だけ何だコレ?となりましたが、GRAILのヘッドの形状を見て完全に一致していたのですぐに納得することができました。
GRAILならではの・・・|フレーム保護シール
ジップロックに入った黒い紙が出てきました。
これも初めて見る付属品ですね・・・。
開くと、バイクパッキング用のフレーム保護シール と その貼り方でした!
通常バイクパッキングで自転車にバッグを取り付けると、バッグとフレームがこすれ合ってどうしてもフレームに白い擦り傷のようなものがついてしまいます。
また、マットカラーの塗装がされたフレームだと、マット塗装がハゲてグロッシーなピカピカ塗装に変わってしまうこともあります。
これらを防ぐための保護シートですね。
シールごとにナンバリングされていて、どこに貼れば良いのかがイラストを見ればわかるようになっています。
文字と違ってイラストなら万国共通ですし、わかりやすくて良心的です。
このシール、実は存在は知っていましたが、GRAIL本体に付属してくるとは知りませんでした。
てっきりTOPEAKのGRAIL限定モデルのバッグの方についてくるものだとばかり。何だか得した気分です。
謎の箱が2つ
さて、もう内容物は出し切ったので、あとは自転車本体だけ・・・。
と思いきや、まだ箱が出てきました。
これは何が入っているんだ?
ダンボールの一番右側に入っていた小箱です。中身はまるで検討がつきません。
とりあえず開けてみます。
何も・・・入っていない・・・。
どうやらスペースを埋める目的の空箱だったようです。
ダンボールの中はギチギチに詰めておかないと、輸送中にゴトゴト動いてしまいますからね。とりあえず解決です。
GRAILを取り出す|ダンボールの緩衝材あれこれ
さて、ようやく自転車本体です。
おぉ〜太いタイヤだ〜〜。
取り出してみようとすると、ホイールがダンボールで固定されていることに気がつきます。
パコッと外すとこんなかんじ。
先ほどの空箱同様に、自転車がダンボール内で動かないようにするためのスペース埋めです。
同様のものが上下に2つ入っていました。
ロードバイクの配送用に再利用できそう!
飛行機輸送では自転車の保護がかなり重要になってきます。
フレームがダンボール内で動けるようになっていると、ダンボールごと投げられたときにフレームから地面に着地してしまいます。フレームにクラックが入ってしまえば大問題です。
しかしこうしてフレームをダンボール内の中心に浮かせて固定しておく工夫がされていれば安心です。
CANYONのBoxing技術は素晴らしいですね!
今回はこれらを捨てずに、今度自転車を飛行機輸送するときにダンボール箱とこのタイヤ固定具をまた再利用しようと思います。
問題発生|謎の箱が開封の邪魔をする
前置きが長くなりましたが、いよいよ自転車を引き上げます!!
・・・あれ?
全然持ち上がらない。
力をどんなにいれてもダンボールごと持ち上がってしまいます。ダンボールを無理やり広げても、がっちり固定されていて動きません。
もしや、ダンボールの底面に自転車が固定されている?
まあ、そんなことはありえませんね。そもそも上のUnboxingの公式動画では難なくヒョイッと引き上げています。
私が公式と違うところ・・・
・そうか!この「ACCESSORIES BOX」に引っかかってるのか!
どうやらこのアクセサリーボックスが、クランクのちょうど真上に位置しているため、引っかかっているようです。
そうと分かればこの箱を取り出して・・・
となりますが、この箱、ダンボールの内壁に強力な粘着テープで接着されているのか、力をいれても全く取り出せません。
無理やり引き剥がせば取れるとは思いますが、今後の飛行機輪行でダンボールを再利用したい身としては、ダンボールが破れてしまうかもしれない力技は避けたいのです。
そもそもこの、ACCESSORIES BOXにには一体何が入っているのでしょうか?
開けようにも自転車のフレームが邪魔で蓋が開かないので、ハサミで天井をこじ開けて中身をみてみます。
これは・・・追加で購入したディレーラーハンガーですね!大きな箱にポツンと1個だけ入っていました。
内容物がこれだけなら活路が見えてきます。ディレーラーハンガーを取り出してからなら、アクセサリーボックスは無理やり潰してもOKでしょう。
ぺしゃんこになりました。
するとスペースが生まれるので、クランクが解放されます。
そして引き上げると・・・。
ついにGRAILがその姿を見せてくれました!
何だか異様に時間がかかってしまいましたね。
このACCESSORIES BOX、要は完成車以外のパーツ(ハンガーやウェアなど)を同時に購入していた場合にのみ追加で入ってくる箱のようです。
しかしこれを強力な両面テープで接着して、しかもコレがあると自転車を引き上げることができない場所に貼るって、パッキングに問題アリなんじゃないか?と疑問に思います。
この場合は私のようにうまくやるか、ダンボールそのものを破って自転車を取り出してね、ということなのでしょうか・・・?
CANYONのBoxing技術には終始感心しっぱなしでしたが、このポイントだけは少し減点ですね。
もちろん、限られたスペースで、しかも商品が動かないようにするにはこの方法しかなかったのかもしれませんし、実はもっと簡単に自転車引き出す方法があった可能性もあります。
組み立て 編 に続く!
とにかく、何はともあれ、ドイツ生まれのGRAILが日本の空気に触れることができました!
さあついに組み立てだ!
・・・と行きたいのですが、いろんなことを細々と話しているうちに、ここまででなんと5000文字以上使った長い長い記事になってしまいました。
ブログって思った以上に文字数がかさんでしまうものなのですね。初心者としては毎日発見の日々です。
というわけで残念ながら今回を開封 編までとして、次回を組み立て 編に分割いたします。
本当は1記事だけで組み立てまで書き切りたかったのですが・・・少々冗長になりすぎました。
現実世界ではもうバッチリ整備まで終了して、そろそろどこかに試走しに行くことを計画しているのですが・・・。それはおそらく5つくらい先の記事になることでしょう。
以上、WithGrailでした。記事をここまで読んでくださった全ての皆さんに、
良い一日を。またお会いしましょう!
以下はこの記事の続きです。合わせてお読みください。