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【レビュー】Ciclovationのバーテープに交換してみた & GRAIL のSTIクランプ アダプター解説 編【レザータッチ フュージョン カメレオン 】

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新たに購入したバーテープ、CICLOVATION (シクロベイション)の FUSION LEATHER TOUCH CHAMELEON (フュージョン レザータッチ カメレオン)のレビューとバーテープ交換について写真付きでまとめています。
また、GRAILの特殊なSTIクランプの構造に関しても軽く解説しています。

 

 

 

はじめに

みなさんおはようございます。

 

今回は新しいバーテープが届いたので、そのレビューとバーテープ交換に関しての記事になります。

 

日本では結構珍しいメーカーのバーテープで、レビューしているブログがなかなか見つからなかったので思い切って先駆者になってみました。

 

S-Wrap HD Tape ホログラフィックリフレクティブ の気に入らない点

 

以前の記事↓

www.grail-blog.com

では、CANYON純正のバーテープから、SPECIALIZEDの S-Wrap HD Tape ホログラフィックリフレクティブ というバーテープに交換いたしました。

 

難儀しつつ交換自体には成功したものの、このバーテープ交換には不満な点をいくつか残してしまっていました。

 

①ところどころスキマが浮いてしまっている (素材が硬すぎ)

 

このHD Tapeのホログラムカラーは他のHD Tapeと材質が異なり、ザラザラのプラスチックのような表面素材でした。

 

そのため硬く、ひねりを加えてもハンドルバーに沿って変形しないという欠点を持っていました。

GRAILのハンドルバーは特殊な形状をしているため、一般的なものと比べてバーテープに無理なカーブを強いる箇所がありました。

 

この硬いバーテープではそれらのカーブにうまく適応できず、結果ハンドルバーからどうやっても浮いてしまう箇所が生まれてしまいました。

 

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うーん、よく見れば見るほど酷い有様ですね。

 

これで5時間かけて巻いた最高の結果なので、どうしようもないです。

 

ですので、

より柔らかいバーテープに変更したい!という思いがありました。

 

②巻き方を変えたい (長さが足りない)

 

前述の記事で紹介したように、GRAIL付属のバーテープは2.5 mと、標準的なバーテープの長さ(およそ2 m)と比べて、より長さが必要なハンドルバーであることがわかりました。

 

2mよりも長いバーテープはほとんど市場には出回っていないため、一般的な2mのバーテープで純正バーテープ同様の巻き方をするには、

 

・よく伸びる素材のバーテープを用いて、引っ張って長さを出す。

または

・切り貼りして誤魔化す

 

という2種類の対処法があるように思います。

この点、HD Tapeは伸縮性が皆無な素材だったため、

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このように切り貼りして誤魔化すしかありませんでした。

 

これで長さはギリギリ足りたのですが、やはりバーテープの巻き方として邪道 of 邪道、美しさではマイナス点です。

 

そして、実際に乗っていくうち、

セカンドバーに巻いたバーテープ、実は不要なのでは?

ということに気づき始めました。

 

GRAILのハンドルCP-07では、下ハンドルを握るときにセカンドバーに親指を引っ掛けて安定感を出すことができます。

 

セカンドバーにバーテープを巻く存在意義はこの親指に対してのみです。

構造上、セカンドバーを握って走行することはほぼありえないので、左右の親指のためだけのバーテープです。

 

しかし親指の振動吸収をしたところで、バーテープの恩恵はあまり大きくないように感じます。

 

この微妙な役割のためだけにバーテープの長さを浪費し無理なカーブを強制しているという考えから、

今回はセカンドバーに巻くのをやめてみよう

という結論に至りました。

 

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前回の交換時の写真を流用すると、この状態のままホバーバーを無視して普通の巻き方に戻すということです。

 

 

③ 色味の違い

 

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私の購入したHD Tapeは、上の写真のように左右の色味が結構異なっておりました。

光に当てると左側が青系右側が緑系に光ります。

 

この商品は光の当たり具合によって色が変わるという触れ込みではありますが、これではそもそもの生地の色が違うといった感じです。

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(参考画像。左右で発色こそ違うものの、両方とも青系色のはず。)

 

私はスペシャライズド公式のオンラインサイトで購入したため、純正品であることは間違いありません。

よって、おそらく元の生地からの切り出し箇所が異なるものがそれぞれ入っていたのだと思います。

 

自転車屋の実店舗に入荷していた同商品の中身を確認したところ、こちらは2本とも青系のテープが入っておりましたが、やはり2本の色味は微妙に異なっていました

私の購入したものも不良品というより、こういったこともあり得る仕様なのだろうと推測しました。

 

(追記: 2019/3/13)

HD Tapeの同じホログラフィックカラーを巻いているロードバイクを偶然SNS上で見つけました。

その方のバーテープも私と同じように左右で緑 x 青だったので、もしかしたらこの仕様が正しいのかもしれないです。

詳細がはっきりし次第、再度追記いたします。

(追記ここまで)

 

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光が背後から当たっていない限り、両方ともただの灰色に見えるためさほど違和感はありません。

しかし光源を背にすると結構悪目立ちしてしまっておりました。

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以上の3点がやはり気に食わないということで、今回新しくバーテープ交換に踏み切りました。

 

CICLOVATION とは?

私が新たに購入したバーテープはCICLOVATION シクロベイション というメーカーのものです。

 

このメーカーは2016年に台湾で誕生したばかりの新鋭ですが、Action Sports社が代理店として日本でも取り扱いをしています。

 

このシクロベイションといえば、

機械式ディレーラーを半電動式に変換するデバイス、Xshifter (Xシフター)を発売して一躍脚光を浴びました。

 

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(出典: ワイヤレス電動シフティングシステム「Xシフター」日本上陸 サイクルスポーツのニュース | サイクルスポーツ.jp )

 

日本の自転車界隈でも一時期話題になったデバイスなので、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。

 

そして、シクロベイションの開発したバーテープとして、日本でも密かに話題となっているのが FUSION LEATHER TOUCH シリーズです。

 

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(出典: シクロベイションのハイエンドバーテープ日本上陸! サイクルスポーツのニュース | サイクルスポーツ.jp)

 

バーエンドにかけてグラデーションになっているデザインが特徴的です。

 

LEATHER TOUCH CHAMELEON 購入

 

私が今回購入したのは、上記フュージョン レザータッチの上位モデル、 レザータッチ カメレオンです。

 

カラーは2色展開です。

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(出典: ACTIONSPORTS OFFICIAL WEB)

 

この2種類から、GRAILのフレームカラーによりマッチしそうなカメレオン グリーンを選択いたしました。

 

日本の代理店では即完売し、長い間欠品が続いておりましたので、

 

毎度おなじみAliexpressで個人輸入することにいたしました。

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26% OFFの4176円でした。

バーテープとしては決して安くはありませんが、どこのメーカーでもマジョーラカラーの製品は値段が張りがちなので、これで適正価格といったところです。

 

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というわけで、中国から到着いたしました。

 

長さ 2100 mm、幅 30 mm、厚さ1.8 mmと書いてあります。

GRAILのハンドル向けには 2 mよりできるだけ長いバーテープが欲しいところなので、2m 10 cmのこのバーテープはまずまず合格といったところです。

 

そして厚さ1.8 mm。この厚さはかなり薄いです。

一般的なグラベル向けバーテープの厚みが3.0 mm前後、各メーカーの最薄ラインが2.0 mm前後 であることを考えると、こちらは極薄モデルと言って良いと思います。

 

しかし、実物を触った感触ではそんな極薄のタイプではなく、いたって標準的な2.5 mm厚ほどのものと遜色ありませんでした。

もしかすると、バーテープの中央部の一番厚いところではなく端の厚みの計測値を表しているのかもれません。

 

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箱の裏面です。特にめぼしい情報はありません。

 

開封してみます。

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内容物は

・バーテープ x2 

・テープ x2

ネジ式エンドキャップ x2  です。

 

エンドキャップがネジ式なのは嬉しいですね。

押し込み式だとそのうちポロポロ落ちてきてしまうことが多いので、私はネジ式一択です。

 

色をみていきます。

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バーエンド部。

メタリックなグリーンマジョーラカラー から、内側に行くにしたがってドットの模様が増えていきます。

 

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途中からはブラック一色にウェーブ状の模様に変わります。

 

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バーテープの裏面はグルーレス タイプなので、ベタベタせず何度でも巻き直しが可能です。

 

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バーエンドキャップはシクロベイションのロゴが入ったブラック グロスカラーでした。

 

バーテープ交換

 

HD Tape を剥がしていきます。

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GRAILの STIクランプ の解説

 

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そういえば、前回の交換時に見つけたSTIクランプについて記事化のリクエストがあったことを思い出しました。

 

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GRAILのBOM(パーツ説明書)で上の29番、30番、31番にあたるパーツです。

正式名称は

29 : Adapter for STI-clamp EP0706-01 2

30 : Adapter for STI-sleeve Shimano spec only

31 :  Clamp

です。

 

31番が普通の自転車でいうところの銀色のSTIクランプ (バンド)と同じ役割で、29番がハンドルと31番の隙間を埋めるためのアダプター、30番がSTIのネジと31番の間に挟むアダプターです。

 

さて、構造を知るためにSTIレバーを31番から外してみます。

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通常のSTIクランプを外す作業と同様に、こちらのネジを外していきます。

写真の銀色のパーツが前述の30番のアダプターですね。

 

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外れました。

 

STIレバーを浮かせて、31番を横に回してみます。

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通常のSTIクランプはただのぺらぺらのアルミバンドですが、こちらの31番はしっかりとした厚みがあります。

 

裏から。

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前見たときにこの31番は外せるようにも見えたのですが、

実際に詳しく見てみるとネジ穴が隠されていてこれ以上の分解が不可能であることがわかります。

 

31番が外れないので、29番も外すことができません。

これが前回の記事で触れた「STIクランプの交換不可能 (これが壊れたらハンドルごと交換)」の全容です。

 

ハンドルの特殊形状のせいでクランプが交換不可になってしまったぶん、通常のバンド式クランプと比べてより頑丈な金属クランプにすることで耐久性をあげているのだと思います。

 

ところで、もちろんSTIレバー自体の交換は可能です。

 

気になるSHIMANO ⇆ SRAM 間のSTIレバー交換ですが、確か両社のSTIクランプのネジ径は同じだった・・・と思うので可能のように思えます。

 

少々気になるのが、上記のBOMで「30 : Adapter for STI-sleeve Shimano spec only」となっている30番のアダプターです。

 

この説明だと「SHIMANO専用のパーツが必要」だと読み取れてしまいますが、そもそもこの30番はSHIMANOのSTIに元から付属しているパーツだと思われますので、クランプさえ共通であればSRAMのレバーに付属しているであろうSRAM版30番を使用すれば、交換も可能であると考えます。

 

 

 

(GRAILは2018年度までフレームセット販売がされていたはずなので、もし両社のレバーに互換性がなければ、フレームセット購入時にどちらの会社のタイプの30番を付けるか選択式だったことになります。 そんな話は聞いたことがないので、おそらく両社選択可能であったのだと思います。)

 

これらはパーツの形状を見ただけの推測なので、間違っている可能性も十分考えられます。もし情報をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひご教授ください。

 

(追記: 2019/3/14)

元々の記事ではパーツの形状を勘違いしていたため「SHIMANO完成車からSRAMのレバーに交換するのは不可能」のように表現していましたが、後から確認して見たところ、どうやら交換は可能のように思えたため、記事の内容を変更いたしました。

(追記ここまで)

 

 

話を戻します。そうこうしているうちにバーテープを交換し終えました。

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エンド部は光に反射してテカテカしている一方で、ホバーバー側はマットカラーになっています。

 

横から。 前述の通り、セカンドバーにはバーテープを巻いておりません。

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色味ですが、想像していたよりもグリーン感は薄いです。

 

イエローゴールドが一番近い色だと思います。

それも光によく当てないと浮かび上がってこないので、遠目に見ると黒とあまり見分けがつきません

 

全体のカラーバランスは大人しめです。

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おわりに

というわけで、今回は2回目のバーテープ交換を行いました。

 

前回よりも柔らかくて薄く曲げやすいバーテープを使ったことで、いかに前回のHD TapeがGRAILのバーテープにふさわしくないものだったかがわかりました。

 

セカンドバー周辺で無理のあるカーブを描くことが要求されるため、硬くて厚いてテープは歪みによって浮いてしまうため、選ぶべきではありませんでした。

 

今回のレザータッチ フュージョンはメタリックなバーエンド部分こそHD Tapeと似たような材質でしたが、それ以外はフニャフニャ系の柔らかい素材だったため、難なく巻き上げることができました。

 

触感としては、ゴムを握ったときのギュギュッというグリップ感と押し込むと裏打ちのゲルの柔らかさを感じる、ロングライドにもアタックにも使える万能触感といったところです。

 

表面はどちらかといえばツルツル系なので、泥跳ねをしてもウェスの一拭きで汚れが落ちるため結構長持ちしそうです。

汗もさほど吸収しないように思えるので衛生的ですが、雨天時にスリップしないかどうかは検証する必要がありそうです。

 

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さて、今回はここまでになります。

 

次の記事はまた新たにAliexpressで購入した商品のレビューか、前々から触れていたGRAILのヘッド構造&調整について のどちらかにしようと思っています。

 

またそれ以外にもご希望等ございましたら、お気軽にコメントお願いいたします。皆様のご感想・ご意見もお待ちしております。

 

 

それではGRAILに興味をもち、ブログを見てくださった全ての皆さんに、

ありがとうございます!またお会いしましょう!